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漢方を志す医師の方々へ

1.研修・見学の勧め

 研修、見学ご希望の方は電話、FAX、メール等にてお問い合わせください。当センターには半日でも1週間でもそれなりに学べるところがあります。研修者の感想も参考にしてください。宿泊には当院の宿舎を格安でご利用いただけます。東京からの交通機関についてはこちらをごらんください。

2.外来見学の意義

 患者にとって西洋医学・東洋医学どちらの治療がより適切かを判断できる「目」が求められています。その「目」を養うには、先ず漢方治療の現場を経験することをお勧めします。 どのような患者が来てどのような経過を辿るのかを「見学する」だけでも学べることは多いはずです。一定期間「研修」すれば証に随った治療もできるようになります。 ちなみに当センターを受診する患者さんの疾患内容は、多愁訴、気分障害等の心療内科領域が3分の1、痛み・しびれ・冷えの疼痛関連領域が4分の1、続いて婦人科、呼吸器科の順です。症例によっては鍼灸治療(電気温鍼、連続輸刺等)も併用しています。

3.当院の研修方針

 東洋医学は現代西洋医学の不備を補うことのできる学問です。その適応は西洋医学の発展変化とともに常に変化しています。これまで東洋医学を学ぶために西洋医学の一線から離れざるをえないケースが多かったのですが、両医学の研修は並行して続けていくことに意義があります。
 中国、韓国と異なり、我が国の医療制度は西洋医学で一本化されています。西洋医学で患者を管理できるようにならないと漢方薬を用いることは難しいからです。
 当院内科では、内科を中心として研修しますが、内科認定医試験合格をもって西洋医学を「一定程度」習得したこととし、以後に、漢方外来の担当を加えていきます。漢方以外の専門希望については、病院として可能な限り援助しています。当院で研修できない分野については、他の教育病院を紹介しています。  また、すでに内科認定医だけでなく、何らかの専門医を有する医師については、その専門外来も開設しながら漢方外来を担当して頂きます。  学会、研究会等に積極的に参加できるよう、研究補助金を用意しています。発表の有無にかかわらず学会にはどんどん参加して欲しいと思っています。
 研修期間については3年を一つの目安にしています。これは日本東洋医学会認定の「漢方専門医」取得のために必要とされる期間ですが、研修期間については相談に応じます。
 当院における医師の裁量はかなり自由であり、漢方薬を使うことに対する蔑視等は一切ありません。入院患者に対して煎じ薬をも含む多種の漢方薬をまで処方できる環境で、ご自分の臨床能力を磨いてみることを是非お勧めいたします。

4.特色

【日本漢方の正統派です】
 学問的には千葉古方派の流れに属します。吉益東洞の古方の系譜にある奥田謙蔵に学んだ藤平健、小倉重成両先生は千葉大学東洋医学研究会において長年漢方医学を教えてこられました。伊藤センター長の師匠の寺澤捷年先生は、千葉大学にて漢方医学に出会い、国立大学で最初の漢方研究機関である富山大学医学部和漢診療学講座、ついで千葉大学医学部和漢診療学講座の教授を歴任され、現在日本東洋医学会会長を務めておられます。先生の御縁で富山大学、千葉大学より漢方を志す医師5名が集い、当院一般内科チームを支えています。千葉古方は、この地で東西両医学の融合の実を結びつつあります。

【他院では処方できない薬を提供できる】
 当院では日本漢方で処方できない薬は殆どありません。これは言い過ぎではありません。
 適応をよく診て大切に用いています。

【入院患者に煎じ薬を堂々と提供できる】
 一見当たり前のようですが、関東地方の中規模以上の病院の中で、このことができる施設は数ヶ所にすぎません。

【他科との連携がスムーズ】
 元々、漢方治療には総合診療的な面がありますので、漢方を学ぶには大変都合のよい環境にあります。

5.勉強会の内容

 当院内科は、一般内科7名、消化器科2名、和漢診療センター1名より構成されています。また筑波大、千葉大からの学生実習も受け入れております。 当センターで「研修」する医師(常勤待遇)は和漢診療外来見学を中心に学習します。傷寒論などの古典の学習、症例検討(随時)を行います。可能であればご自分の漢方外来も週1回担当して頂きます。 入院患者・当直(月1〜2回)・待機(月5〜6回)も担当しますが、委細は相談に応じます。
 ちなみに、朝の勉強会ではこれまで下記の書物の輪読を行ってきました。
 大塚敬節/傷寒論解説(創元社)
 大塚敬節/漢方診療三十年(創元社)(現在輪読中2回目)
 大塚敬節/金匱要略講話(創元社)
 藤平健・小倉重成/漢方概論(創元社)
 大塚敬節/症候による漢方治療の実際(南山堂)
 高山宏世/傷寒論を読もう(東洋学術出版社)(2011年8月〜)

また、週に1回古典輪読会もしております。下記の書です。
 尾台よう堂/類聚方広義(終了)
 和田東郭/導水鎖言(終了)
 百々漢陰/梧竹楼方函口訣(現在輪読中、ちと手強いです)


勉強会の様子

6.見学費用

宿泊費・食費のみ。勤務したときの待遇はこちらです。

7.申し込み・問い合せ

〒314-0343 茨城県神栖市土合本町1丁目9108-2
独立行政法人 労働者健康福祉機構 鹿島労災病院 総務課
TEL: 0479-48-4111 FAX: 0479-48-3012
E−mail : krs0479@kashimah.rofuku.go.jp

8.和漢診療センター医師募集要項

募集要項はこちら

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